著者
立野 新光
出版者
九州大學農學部
雑誌
九州大學農學部學藝雜誌 (ISSN:03686264)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, pp.571-579, 1954-09

抽出はインシュリンの製造に於ける最も重要な工程であつて,その方法の良否,その巧拙はインシュリンの研究に於ては勿論,インシュリンの生産工業に於て基本的な重要性をもつものである.魚類のランゲルハンス氏島(以下ラ氏島と略記す)よりインシュリンの抽出については既往の文献によれば大体3つの方法に分類することができる.すなわち,(1)水溶液にて処理せるもの,(2)酸性アルコールを用いるもの,(3) ピクリン酸及びアセトンを使用せるもの等である.しかし以上の3つの方法の中で現在行われている方法は(2)及び(3)であるから,この2つの方法について検討を試み且つ著者の行つた研究について報告する.

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CiNii 論文 -  魚類インシュリンの研究 : (第1報)インシュリンの抽出について https://t.co/OZOjYNeEYK オープンアクセス! 方法も簡単…!(なお、アセトン…)
@aruma_zirou プソイドエフェドリンからアレ作るのより安全そうに見えますが、実際の所はどうなのでしょうか……? https://t.co/2vFlvaKHZb https://t.co/YfuWC7IrzS

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