著者
山本 朗
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.37, pp.7-15, 1996-08-06

水稲ときめき35の種子を催芽後, 育苗器で出芽させハウス内にトンネルを設けて育苗することにより, 2月下旬の極寒期の播種でも無加温で3月下旬〜4月上旬に稚苗を得ることができた.3月中にビニルハウス内水田にときめき35の苗を移植することにより, 簡易な管理で6月上旬に出穂させ, 7月中〜下旬に収穫することができた.露地栽培では, 3月下旬〜4月上旬の早植えにより5月上旬植えに比べて収量性を損なうことなく, 出穂期では5日程度, 成熟期では8日程度早めることができた.従って, 島根県東部平坦地域においてときめき35を4月上旬に移植すれば, 8月中に出荷が可能であり, ハウス栽培と早植え栽培を組み合わせることにより, 7月下旬から連続して出荷することができる.なお, 極端な早植えは霜害・凍害をまねき生育停滞や枯死につながる危険性があるので水管理を適切に行う必要がある.

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こんな論文どうですか? 早植え栽培による水稲「ときめき 35」の早期収穫(山本 朗),1996 http://t.co/cdUVpTsGTc 水稲ときめき35の種子を催芽後, 育苗器で…

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