著者
豊原 英子 猪谷 富雄
出版者
日本作物学会中国支部
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録 (ISSN:09134670)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.22-23, 2002-08-01 (Released:2018-01-30)

クズ(Pueraria lobata Ohwi)は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられ、秋の風物として鑑賞されてきた。多くの歌にも詠まれていて、古人の見たクズの生態的特徴を良くとらえていて味わい深いものもある。又、図1に示すように、クズの利用価値も高く評価されていて、根から採られるでんぷんは病人の高級な食材、原料として古くから使われてきた。漢方薬としても利用されてきた。その他、葛布や高級襖紙、また紐代わりや工芸品素材としても使われ、人々の暮らしの中にクズ全体が根付いていた。ところが、戦後、農耕用肥料や牛馬の餌その他あらゆることに殆ど使われなくなり、現在ではクズが猛威を振るって林業関係者、農業従事者などには、最強の雑草として嫌われている。このようなクズを見直す為、昔から我々の祖先が生活の中で深く関わってきた自然界のクズを現代人はどんな捉え方をしているのかを探るためにアンケート調査をし、実態把握をした。1人でも多くの理解者を得て、クズを有効に利用したいと願っている。
著者
豊原 英子 猪谷 富雄
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.43, pp.22-23, 2002-08-01

クズ(Pueraria lobata Ohwi)は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられ、秋の風物として鑑賞されてきた。多くの歌にも詠まれていて、古人の見たクズの生態的特徴を良くとらえていて味わい深いものもある。又、図1に示すように、クズの利用価値も高く評価されていて、根から採られるでんぷんは病人の高級な食材、原料として古くから使われてきた。漢方薬としても利用されてきた。その他、葛布や高級襖紙、また紐代わりや工芸品素材としても使われ、人々の暮らしの中にクズ全体が根付いていた。ところが、戦後、農耕用肥料や牛馬の餌その他あらゆることに殆ど使われなくなり、現在ではクズが猛威を振るって林業関係者、農業従事者などには、最強の雑草として嫌われている。このようなクズを見直す為、昔から我々の祖先が生活の中で深く関わってきた自然界のクズを現代人はどんな捉え方をしているのかを探るためにアンケート調査をし、実態把握をした。1人でも多くの理解者を得て、クズを有効に利用したいと願っている。
著者
中野 尚夫 石田 喜久男 村岡 一彦
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.31, pp.19-20, 1990-07-31

アマランサスは、タンパク質含量の高い作物で、最近ではアレルギー性疾患回避にも効果があると注目されている。アマランサスはヒユ科ヒユ属の総称で、穀実用として注目されているAmaranthus hypochondriacus. A. caudatus, A. cruentusはいずれも中南米起源の作物と考えられている。中南米では、これら3種が紀元前5000〜3000年頃から栽培され、スペイン人が新大陸に上陸した16世紀にはトウモロコシ、インゲンマメとならんで主要な食糧であった。その後19世紀初頭にインド、アフリカに伝えられ、日本にも明治初頭に渡来し、東北地方において救荒作物として利用されていた。今日では、中南米での栽培は少なく、主要な栽培地はインド北部、ネパールとなっている。岡山農試では、水田転作作物探索の一環として1989年からその栽培利用の可能性を検討している。本報告では、1989年における栽培特性の検討結果を紹介する。
著者
福見 尚哉
出版者
日本作物学会中国支部
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録 (ISSN:09134670)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.20-21, 2002-08-01 (Released:2018-01-30)

水稲不耕起乾田直播栽培は省力的な栽培法であるが、除草剤散布回数が多くなるという欠点があり、その解決策として、レンゲ等の冬生マメ科作物の草生中に直播し、リビングマルチによる雑草発生の抑制を期待する栽培法が試みられている。本研究ではレンゲ草生中水稲不耕起乾田直播栽培におけるレンゲマルチの雑草抑制程度と残存した雑草が水稲収量へ及ぼす影響を調査し、本栽培法における雑草害の評価を行った。
著者
猪谷 富雄 加藤 恒雄 藤井 光彦 富永 保人
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.25, pp.28-29, 1983-08-08

いわゆるデントライス構想として、超多収で作りやすく、しかも、食用米と識別可能な飼料専用米の育成が叫ばれている。その有望種として1978年現農業研究センターで育成、発表されたBG系統がある。この系統は、従来から知られていた大粒種であるイタリアのセシア、中国の長香稲ならびに日本のたいほうを母本として作出された。BG系統は粉質部の大きい超大粒種であり、荒砕きで自家用飼料として調整できるばかりでなく、食用米と玄米外観だけで明瞭に区別できる。一方、イタリアのアルボリオも各地で試作され、評価されている。演者らは、これら大粒系統の特性と利用面についての研究を行なっているが、今回、施肥量が生育、収量に及ぼす影響について実験を行ない若干の知見が得られたので、その概要を報告する。
著者
黒田 俊郎
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.40, pp.30-31, 1999-07-29

東北タイとラオスはおおむね熱帯モンスーンの地帯にある。したがって雨の降る雨期と雨の降らない乾期とが季節的に巡って来る。そしてたいていの稲作は雨の降る雨期に行わる。灌漑設備があれば乾期にイネを作ることは可能であるが、残念ながら人工的な灌漑設備のある水田は多くない。人工的な灌漑設備をもたない水田-天水田-では、村人は豊作を祈って年々の雨の降り具合に一喜一憂することになる(第1・2表)。
著者
山本 朗
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.37, pp.7-15, 1996-08-06

水稲ときめき35の種子を催芽後, 育苗器で出芽させハウス内にトンネルを設けて育苗することにより, 2月下旬の極寒期の播種でも無加温で3月下旬〜4月上旬に稚苗を得ることができた.3月中にビニルハウス内水田にときめき35の苗を移植することにより, 簡易な管理で6月上旬に出穂させ, 7月中〜下旬に収穫することができた.露地栽培では, 3月下旬〜4月上旬の早植えにより5月上旬植えに比べて収量性を損なうことなく, 出穂期では5日程度, 成熟期では8日程度早めることができた.従って, 島根県東部平坦地域においてときめき35を4月上旬に移植すれば, 8月中に出荷が可能であり, ハウス栽培と早植え栽培を組み合わせることにより, 7月下旬から連続して出荷することができる.なお, 極端な早植えは霜害・凍害をまねき生育停滞や枯死につながる危険性があるので水管理を適切に行う必要がある.
著者
土屋 幹夫 岡本 正範
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.31, pp.27-29, 1990-07-31

イネの草型は、一般に穂数型、偏穂数型、中間型、偏穂重型および穂重型の用語を用いて表現され、生育の姿あるいは品種の特性を端的に表す有効な方法として、広く利用されている。しかしながら、その判定には数量的基準が用いられず、通常、各地域の標準的品種の姿を対照として経験的に判断されているのが現状である。本研究では、1株穂数と1穂粒数に基づいて、イネの草型を数量的に表現する方法および指数を考案し、その有用性を検討した。
著者
内田 敏夫 山本 雄慈
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.24, pp.28-29, 1982-07-15

ハトムギは、昭和56年度から転作作物に認定され、契約栽培などで作付けが増加しているが、その特性が十分に判明していないために生産が不安定である。そこで、契約対象品種の岡山在来について作期と生育量について試験をして若干の知見を得たのでその概要を報告する。
著者
氏平 洋二 石田 喜久男
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.24, pp.24-26, 1982-07-15

ハトムギは転作田における重点作物の一つとして、再び注目されている。従来の茎葉を収穫目的とした栽培に比べて、ハトムギ栽培を殻実生産の立場でみると、早生、短稈、難脱粒性、多収良質品種の育成が望まれる。そこでまず、国内外からハトムギ品種系統を導入して特性調査を実施した。その結果を報告する。
著者
藤岡 正美 内田 敏夫 松永 武之
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.26, pp.9-10, 1984-07-13

水稲安定生産の要(かなめ)としての苗は、昔から"苗半作"といわれるほどで、現在においても良苗を得るための種子選別法として塩水選が行われている。山口県では、昭和58年度はとくに内海沿岸を中心に籾枯細菌病が多発したが、籾枯細菌病は種子伝染するとされ、塩水比重が1.14以上の溶液で選別すれば防除上有効であるといわれる。これまで横井が水と食塩の重量によって塩水比重がどう変わるか報告した。その後現在に到るまでその値が引用されている。しかしながら、実際にその塩の量を用いて塩水を作るとかなり高い比重の塩水ができ、実用上問題があると考えられたので、種々の塩を用いて塩の量と塩水濃度との関係について検討した。なお、塩の提供等については専売公社山口支局及び山口県農業協同組合連合会ので協力があったので、ここに記して謝意を表する。
著者
西尾 博之 橋本 俊司
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.38, pp.70-71, 1997-07-29
被引用文献数
1

本県におけるコシヒカリの栽培は昭和59年頃より始まり、その作付面積は平成8年度には5, 846ha、品種別作付比率第1位となっている。しかしながら、生産される玄米の品質は、倒伏しやすいこと、あるいは近年の気象変動が大きい事などから、決して安定しているとは言い難い。特に、本県平坦地域で生産されるコシヒカリの品質に変動が大きく、栽培面積が拡大していく中で栽培適地の特定が必要となっている。一般に水稲の登熟適温は20〜25℃(松島ら1957、伊藤1979)といわれており、これ以上の高温では収量及び玄米品質に悪影響を及ぼすことが知られている。また一方では、コシヒカリは高温登熟性が高く、高温障害を受けにくいことが新潟農試(佐々木ら1984)において報告されているが、コシヒカリの最適登熟気温については明確となっていない。そこで、標高の異なる現地にポットを置き登熟気温を変化させ、玄米品質について検討した。
著者
土屋 隆生 浦野 光一郎
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.37, pp.28-29, 1996-08-06

当センター育成品種で, 中生新千本の品質と穂発芽性を改良したあきろまんは, 猛暑であった1994年の翌年の'95年の育苗期に, 特に無加温の育苗や直播き栽培した農家から発芽が不良であると指摘された。この原因として, あきろまんの発芽の様相や休眠の程度に中生新千本と異なる特性があると推測し, 検討したので, その結果を報告する。
著者
宇都宮 宏
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会中国支部研究集録
巻号頁・発行日
no.28, pp.48-49, 1986-07-30

走査電子顕微鏡を利用して, 作物の胚乳細胞内の澱粉粒などの形成, 発達の過程を研究しているが, 本報告では六条大麦皮種横綱の胚乳細胞内の澱粉粒の形状, 大きさと細胞内の分布状態及びその変化などを観察した結果を報告する。