著者
佐藤 昇
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.45, no.3, pp.187-197, 1998-03-31

大阪管区異常気象報告(大阪管区気象台)によれば, 近畿地方の降雹の機会は少なく、過去30年間、各府県で1回/年以下の頻度でしか観測されていない。また、直径5cm以上の大きさの雹粒の観測記録はない。1994年6月16日16時10分過ぎ大阪市南部で、上空寒気移流による成層状態の不安定化から発達したと思われる積乱雲からの降雹が観測された。この積乱雲のレーダー・エコーは大阪府内で約2時間停滞した。近畿地方では雹粒のエンブリオを観測した例はないので、今回採集された雹粒の薄片観察を行った。その結果、エンブリオとしては霰よりも、凍結水滴のものが多かった。これは雲中の気温が高いことによるものと考えられる。

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こんな論文どうですか? 近畿地方で観測された雹粒(佐藤 昇),1998 http://t.co/87KErJFge1 大阪管区異常気象報告(大阪管区気象台)によれば, 近畿地方の降雹の機会は少なく、過去30年間、各府県で…
こんな論文どうですか? 近畿地方で観測された雹粒(佐藤 昇),1998 http://t.co/87KErJFge1 大阪管区異常気象報告(大阪管区気象台)によれば, 近畿地方の降雹の機会は少なく、過去30年間、各府県で…

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