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貨幣の自成と自壊
著者
安冨 歩
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集. 秋の分科会
巻号頁・発行日
vol.1995, no.3, pp.653-654, 1995-09-12
被引用文献数
3
生と死が不可分なものであるように、生成と崩壊もまた不可分である。両者を貫く論理を探るためには、emergenceと共にcollapseを論じる必要がある。本講演ではこの問題を貨幣のモデルを通じて論じる。このモデルにおいて、制約された合理性を持つ主体が利己的に行動することで、交換のただなかに貨幣が自成する。しかしその貨幣は、それを産み出したのと同じ主体の利己的行動によって自壊する。すなわち、経済空間に形成される構造たる貨幣が、同じ一つの論理によって発生し、消滅することが示される。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
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普遍的な現象で、扇動的に表現する意味は扇動することそれ自体にしかない。ドルも同じこと。もしも違いがあり、それを有形力に基礎付けるつもりなら、つまらない議論だ。
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先の論文はこれか。 CiNii Articles - The emergence and collapse of money https://t.co/DZCmJ2O57H #CiNii
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https://ci.nii.ac.jp/naid/110002058077
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