著者
GNANAMANICKAM S.S. MEW T.W.
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.380-385, 1992-07-25
被引用文献数
4

いもち病は熱帯地方の畑栽培稲作の大きな障害である。本報告は, 薬剤に代わる病害防除法として蛍光性Pseudomonas細菌の利用を示唆した。本細菌はいもち病菌分生胞子の発芽を抑制する。FeCl_3 を培地に加えても効力が減退しないので, 抑制の機作はシデロフォア形成によるものではなく, 抗いもち病菌性抗生物質の生産によるものと思われる。本細菌液へのイネ種子の浸漬および立毛苗への細菌の散布によって葉いもち病, 穂首いもち病を軽減することができる。

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こんな論文どうですか? 拮抗性細菌によるイネいもち病の生物防除とその作用機構(GNANAMANICKAM S.S.ほか),1992 http://t.co/ebmu3wdOMb

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