- 著者
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呑海 沙織
- 出版者
- 社団法人情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.52, no.5, pp.272-277, 2002-05-01
1978年の改革開放政策以来,中国における学術図書館を取り巻く環境は,大きく変化している。1990年以降は,情報基盤の整備や図書館資料費の不足を背景に,資源共有を目的とした図書館コンソーシアムの形成が推進されている。CALIS(China Academic Library and Information System)は,1998年に立ち上げられた重点大学構想211プロジェクト下の図書館コンソーシアムである。学術情報ネットワークCERNETを基盤とした全国規模の情報資源共有システムの構築をその目的とする。本稿は,CALISを中心に,中国における学術図書館コンソーシアムについて考察する。