著者
鈴木 俊一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.37, 1988-09-12

日本語の入力方式として、かな漢字変換が主流であるが、人名や地名には難読漢字が含まれる場合があるので、他の入力方式として一漢字を入力する方法が用意されている。従来の漢字入力方法には、音訓入力、部首入力、画数入力そしてコード入力などの方法がある。しかし、「國」を入力する場合など部首名の「くにがまえ」が判らない、または「くにがまえ」の部首を持つ漢字が多い等の理由から、所望の漢字を選択・入力するまでに多くのキータッチ数および検索時間を要しているのが現状である。昭和62年後期情報処理学会全国大会において、JIS第2水準漢字の入力方法として、漢字構成要素の一部を入力して所望の漢字を入力する方法を提案した。本稿は前回報告した方法を実用化するために行ったユーザインタフェースの改良について述べるものである。なお本稿中で、一つの漢字に含まれる漢字を部分漢字という言葉を用いて表現している。

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@hiro32_n "キータッチ数"でも正しいかもしれません.発表では,"キータッチ数"あるいは"キー・ストローク数"のどちらかを使いたいと思います.http://t.co/oMnWOpz9

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