著者
田中優美 伊藤久祥
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.167-169, 2011-03-02

Twitterは、独自のゆるいつながりが特徴のコミュニケーションサービス<br />である。Twitter上においては、あるユーザにとって個人的に不快な<br />つぶやきがあった場合に発言者との関係を絶つ対処方法が提供されている。<br />しかし、この方法は、本サービスの特徴である他のユーザとのつながりを<br />破棄する形になってしまう。<br />本研究では、ユーザが不快と判断したつぶやきを見づらくすることで、<br />Twitter独自のつながりを保持したまま不快を受け流す手法を提案する。<br />タイムライン上の任意のユーザのつぶやきを見づらくするWebシステムを<br />試作し、その上でどのような見づらさが不快を受け流すのに適切であるか<br />検討し、評価を行う。
著者
前川 佳徳 牧本 展政 斉藤 文昭
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.52, pp.85-86, 1996-03-06

前報で、女性の体に関するかたちの美しさの評価として、バストを例にその評価方法を提案した。評価にあたっては、感性表現(張りがある、セクシー、可愛いなど)を用いた。本報ではそれを発展させた、対象形状のデータからそのかたちを評価し、好適形状補整を提案、その補整後形状を表示する、一連のシステムを紹介する。
著者
菊池 浩明 向殿 政男
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1015-1016, 1989-03-15

Prologは述語論理に基づく論理型のプログラミング言語であり,そのプログラムの実行は導出原理による機械的証明手続きとして解釈できることがよく知られている.ところが,Prologでは,導出の効率のために述語論理の部分系であるホーン集合に限った導出しか実現されていない.よって,命題が偽であることの証明はできず,否定演算も通常の論理否定とは異なっている.通常これらの問題は閉世界仮説,すなわち,証明できないもの(未知,未定義)は偽であるとする仮説で理由付けられてはいるが,推論システムにとって本質的な情報である未知量を無視する考え方には疑問が残る.そこで本稿では,4値論理(真,偽,未知,矛盾)に基づくPrologを提案し,これまで偽と同一視することで排除されていた未知の情報を積極的に認めることを試みる.
著者
木本 豪 板本 秀一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.469-470, 1993-03-01

日本の伝統文化であり芸術としても世界的に評価の高い打ち上げ花火は、新しいデザインのものを作る際、試作・試し打ちにかかる時間と費用がたいへん大きい。また花火の製作技術を持つ人でなければ自分のデザインを表現できない。試作・試し打ちがCADで行なえればこれらの欠点はかなり解消すると考えられる。また、完成イメージがCRT上で動画として見られれば、花火の手作りの技術を持たない人でも容易に花火のデザインが可能になるだろう。これまで花火のコンピュータ処理としては、点火の制御の他はアミューズメント用途がほとんどで、花火のデザイン支援のためのシステムはなかった。本稿では打ち上げ花火のデザインを支援するシステムの構想とその実現について述べる。
著者
榊裕亮 井上亮文 星徹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.199-201, 2013-03-06

近年,就寝時に利用されることを想定したデジタルコンテンツ市場が注目を集めている.本研究では,没入感の高い仮想添い寝を体験可能なデジタルコンテンツ鑑賞システムを提案する.本システムでは,寝床に設置されたかまぼこ形のスクリーンの上に仮想的な添い寝者を投映する.ユーザの上方にあるスクリーンには,仮想的な添い寝者が朗読する絵本に関連した映像が投映される.ユーザはジェスチャと赤外線ポインタを用いることで,仮想的な添い寝者や絵本の世界とインタラクションが可能である.本稿ではプロトタイプと評価用コンテンツについて述べる.
著者
金枝 隆之介 華山 宣胤
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.72, pp.391-392, 2010-03-08

競馬については、競走馬に関するものやレースに関するものなど入手可能なデータは膨大であるが、どのデータがレース結果の予想に有用であるかははっきりしていない。そこで、本研究では、データマイニングの手法を用いて競馬データを分析し、勝馬を予測するシステムを構築する。また、構築したシステムによる予想と実際の結果の比較検討を行う。
著者
深谷拓吾 小野進 水口実 中島青哉 林真彩子 安藤広志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.7-9, 2011-03-02

電子機器等のマニュアル作成業務において,文章やイラエストの校正作業は必須のフローである.従来,紙上での校正が一般的だったが,電子メディア上での校正もマニュアル作成現場で浸透しつつある.しかし,依然,現場では紙ベースでの校正への支持は根強く,そのために費やされる紙は膨大な量にのぼる.省資源化の立場から,本研究では紙上での校正作業と液晶ディスプレイ上での校正作業について,効率と精度の面から検証を行った.紙と液晶ディスプレイ上でそれぞれ,英語文章と多言語文章を照応する比較校正実験をマニュアル作成業務従事者を対象に行った結果,紙上でのパフォーマンスが効率,精度とも液晶ディスプレイ上での作業を上回っていた.校正作業ログの分析することで,液晶ディスプレイ上での校正で発生しやすい認知的ミスを同定し,ディスプレイ上での校正率向上へ向けての指針を提案する.
著者
杉本元気
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.437-439, 2013-03-06

ソフトウェア開発において、コードの記述や修正は避けて通れない工程である。そのため、開発期間の短期間化に実装工程の短縮化が必要である。コーディングを効率化する機能を持つエディタに、VimやEmacsが挙げられる。しかし、これらのエディタの機能を有効活用するためには操作の習熟が必要であり、その学習を支援する仕組みが存在しない。そこで本論文では、ユーザによるVim上でのキー入力を解析し、Vimやそのプラグインが有する機能により入力を短縮化できる箇所を検出して、その情報をユーザに提示することで学習を促す仕組みを提案する。被験者実験を通して、提案手法によりVimの操作の学習を支援できることを示す。
著者
小谷 善行
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.505-506, 1986-10-01

Prologを学生に教えるとき、教えにくいところのひとつがカットオペレータである。これを日本語でわかりやすく読み下すことを試みている。Prologのプログラムの説明には論理的説明と手順的説明の2通りがある。論理的説明によれば理解は著しく速い。しかしカットオペレータがあると、その部分は手順的説明をするのか普通であり、それが教えにくい点であった。本稿ではカットオペレータを含むPrologプログラムを、なるべく適切に日本語で読み下すにはどうすればよいかついて論じる。この結果は次の点に寄与すると考える。(1)Prologプログラムの説明の多くの部分を論理的説明ですますことができる。(2)日本語Prologの言語仕様の設計の知見を得る。
著者
山川 宣大 小堀 聡
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.402-403, 1997-09-24
被引用文献数
1

学習についての研究を行うには, 人間の脳における情報処理過程の解明や, コンピュータでのシミュレーションによるモデルの妥当性の検証が必要である。そこで, 本研究では複雑な思考を要する'Calculation'というカードゲームを題材にして, 人間の情報処理過程について検討することを目的としている。Calculationを取り上げた理由は, 解法自体が確立されていないこと, 成功率が学習によって大きく改善されるということにあり, 人間の学習過程を解析するのに適当な問題であるといえるからである。Calculationというゲームは, トランプを用いて行う一人遊びである。よく切った手札を順番にめくり, ある規則の通りに台に札を並べるが, その際に作業領域として場を使うことができる。場をうまく使いながら, 手札をすべて台に並べることができれば, 成功である。このゲームは, 初心者のうちはほとんど成功しないが, プレイを重ねるうちに成功率も上がり, 熟達者にもなれば95%以上になるといわれている。つまり, 成功させるためには何か重要なキーポイントがあり, 人間はそれを経験から獲得すると予想される。Calculationに関してのこれまでの研究では, 人工知能的な研究として, ゲームをプレイするプログラムがいくつか開発されたが, 95%以上という人間の熟達者の成功率を超えるものはまだなく, 成功率の比較的高いものも人間の方略を完全にまねしたものとは異なるようである。このようにCalculationはとても興味深いゲームであるので, 認知科学, 人工知能, ヒューマンインタフェースという3つの視点からの研究が可能であると考えられる。本論文は, 特に熟達者のプレイに着目し, 分析した結果についての報告である。
著者
榎園 裕崇 伊藤 毅志 古郡 廷治
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.85-86, 1996-09-04
被引用文献数
1

我々は日常生活において、複数の人間で話し合いの場を持つことがしばしばある (例:「冠婚葬祭の準備」「忘年会の計画」「大掃除の打ち合わせ」など)。これは、一種の意志決定型の会議と見ることができるが、このような会議で扱う議題には、議題がさらにいくつかの副議題に分割される複雑な問題構造を持つものがある(図1:以下、多層構造議題と呼ぶ)。このような多層構造議題を議論する場では、現在話し合っている問題の構造を正確に把握した上で、さらにその議題に固有の世界知識も有している人間が司会進行を行うことにより、より円滑で有意義な会議が期待できるだろう。本研究では、多層構造議題の会議を円滑に進行するために、人間同士の議論に加わり、司会進行を行うシステムの開発を目標にしている。実現するシステムは、地理的に分散した環境下でリアルタイムの会話や議論を行うためのツール上に組み込むことを考えている。実際、phoneやchatといった、複数の人間で文字ベースの会話を行うためのツールなどは、日常のちょっとした話し合いにも一般的に利用されているので、本システムの実現の意義は大きいと考える。本報告では、実際の会議実験で得られたデータから、まず会議空間を3領域に分類し、その中の議論空間を記述するためのモデルについて詳述する。
著者
鈴木 栄幸 加藤 浩 伊東 祐司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.9-10, 1993-03-01

筆者らは、教育におけるコンピュータを「教えるための道具」としてではなく、学習者の思考や話し合い等を支援し促進する「活動のための道具」として位置づけている。本稿では、筆者らが開発した教育用のプログラム言語「アルゴブロック」を取り上げ、その概要・特徴を述べるとともに、思考・共同作業の道具としての適格性について、利用実験の結果を交えながら考察する。
著者
櫻井 三子 山本 和彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.309-310, 1994-09-20

RFC822で定義されたヘッダと本文以外に構造を持たないメールに代わって,本文に構造を持つ多目的メール(MIME)や,プライバシ強化メール(PEM)が定義されている.MIMEもPEMもRFC822との互換性は重視しているが,互いの利用に関しては十分な考慮がなされないまま,独立に規定されている.様々なデータ形式を扱うMIMEの利用は,今後RFC822に代わり普及するであろう.従って,MIME形式のメールに対してPEMを適用するような場合が増えることが予想されるため,MIMEやPEMのような構造化メールを統合する必要性が高まってくる.また,構造化メールの普及を図るためには,Emacsなどユーザの多いエディタ上で使い易いインターフェイスを提供することが重要である.このような観点から,本稿では, MIMEとPEMを統合する方式や, Emacs上のメールインターフェイスにおける実装について議論する.
著者
脇田 早紀子
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.70-71, 1997-09-24
被引用文献数
1

日本語校正支援システムFleCSは, 92年末頃より新聞社ユーザーの実務に用いられてきた。その中で表記揺れを扱うことはよくあったが, 例えば「コミュニケーション」と「コミュニケイション」, 「行う」と「行なう」のように, 正表記と誤表記が単語単位で決まっているようなものがほとんどであった。つまり, 後者を発見したら前者に修正を求めるように禁止語辞書を作っておけばだいたい用が足りていた。ところが, 昨年より弊社の作成するマニュアル文書の校正に用いるようになって, それだけでは不便なことが増えてきた。マニュアル文書の多くは英語からの翻訳文である。一つの英単語(「target」)の訳として複数の日本語(「宛先」 「目標」 「ターゲット」)がある場合がよくあるが, そのうちのどれかだけが正しいのではなくて, ひとまとまりの複合語や分野などの状況によって決まる(「target database name」は「宛先データベース名」, 「target application name」は「ターゲット・アプリケーション名」)。複合語は次々新しく作られ, 正表記の変更もある。なにより, 誤表記は翻訳者によりまちまち(「target database name」に対して「ターゲット・データベース名」 「宛先データベースの名前」など)なことから, とても禁止語辞書のような形では抑えきれない。そこで, 比較的よくメンテナンスされている『翻訳者用辞書』を元にして, なるべく手間をかけずに翻訳文における表記揺れを検出・訂正する目的で, 『翻訳揺れ検出』を作ったので報告する。
著者
柿本 正憲 土佐 尚子 森 淳一 真田 麻子
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.383-384, 1992-02-24
被引用文献数
2

顔の実時間表情合成の研究が盛んだが、筆者らは人間の感情モデルを導入し、人間の音声に対して、CGで作った赤ちゃんの表情とCDからサンプリングした赤ちゃんの声によって応答するシステム「ニューロベビー」を試作した。ニューロベビーに対し人間がマイクを通して呼びかけると、その声の調子に応じてニューロベビーが反応する。例えば人間が楽して声を出すとニューロベビーは笑った顔と笑い声によって反応する。怒った声を出すとニューロベビーも怒った声で反応する。
著者
〓 国祥 星 仰
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.46, pp.107-108, 1993-03-01

多値画像データの分類やパターン認識などの認識過程においては、既知パターンを標準パターンとして、認識しようとするパターンの特徴はいろいろな分類手法または認識手法によって抽出される。しかし、この多値画像データの分類の認識過程で種々な原因によって、多値画像の画素が誤分類あるいは誤認識されることがよくある。その原因の一つは多値画像の画素の場合に1画素が一般的に純粋なパターンからなるとは限らない。つまり、1画素の濃淡レベル値が複数のパターンの平均値または総合値である。このことは1画素データが1物体1現象という概念で取り扱える場合と複合体が1画素のデータを形成していると考えなければならない場合がある(ミクセル問題)。前者の画素データの分類の対して、トレーニングデータで分類を評価するとき、分類スコアが算出される。この分類スコアはCrispデータ(正の整数値をとる)のため、分類スコア全体を1つの尺度で評価するにの、あいまい度の尺度などは適した尺度ともいえよう。しかし、後者の場合分類スコア中の誤分類に関してはCrispデータとして取り扱うのでは不十分であり、帰属クラスの確率が複数の分類項目に分散させるのが妥当と思われる。ところで、ファジイ理論はL.A.Zadehによって、1965年に提案され、その後、多くの分野への応用が研究されてきた。多値画像データの分類においても、ファジイ理論に基づくファジイセット分類法が使われてきている。ファジイ理論の適用によって、従来の一画素、一つのクラスの属するという概念を変え、メンバーシップ関数によって、より客観的に画素内の性状を反映できるようになった。本論文ではCrisp Data(分類前のクラスのメンバーシップ関数値)とFuzzy Data(分類後メンバーシップ関数値)間の関数関係を定義し、この関係関数に基づいて、仮頻度(pseudo-frequency)という概念を提案する。この仮頻度が算出されると、自然にこの仮頻度から分類結果の仮確率(pseudo-probability)を求めることができ、定義することもできる。そして、いくつかの分類結果の数学モデルを利用して、ファジイ理論の基づく分類結果の評価の有効性を検証する。