著者
大西 修作 秦 翠琴 滝沢 誠
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.944-945, 1989-03-15

分散型データベースシステムでは、複数のデータベースシステムに対するトランザクションの原子性を保障するためのコミットメント制御が重要である。現在までに、二相コミットメント(2PC)プロトコル[GRA]が主に利用され、OSI通信体系の応用層のCCRプロトコルとしても採用されてきている。二相コミットメントプロトコルの問題点としては、指揮者のプロセスが障害を起こしたときに他の関連プロセスが指揮プロセスのcomit又はabortの決定を待ち続けてしまうというブロック問題がある。これに対しては、三相のコミットメントプロトコル[SKE]が提案され、非ブロックであることが示されている。しかし、三相の手順であることから通信の負荷が問題となり、現実的な方法ではない。本論文では、高信頼な放送通信サービスを用いることにより、一相の手順からなる非ブロックなコミットメント制御プロトコルを示す。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 高信頼放送通信に基づいた一相コミットメント制御プロトコル(大西 修作ほか),1989 http://id.CiNii.jp/MDx5L

収集済み URL リスト