著者
小倉 一泰 斉藤 みどり 都司 達夫 寳珍 輝尚
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.73-74, 1995-09-20

我々は関係データベースのフロントエンドとして動的SQLを取り込んだ言語を作成している。本言語では関係データベースとのセマンティックギャップをさけるためにテーブル、レコードといったデータ型をサポートしており、さらに、選択、射影、結合などの関係演算をそれぞれ単独の演算子として提供している。しかし、関係演算はクライアントで行うには大きすぎるメモリバッファを必要とする。通常データベースサーバは,関係演算に対して特に最適化されている。そのため、本言語では、関係演算を含む式の評価に際して、その時点では関係演算の実行を直接行わず、評価式を生成するに留める。さらに、実際にデータが必要になったときに評価式から最適なSQL式を生成し関係演算サーバで処理する。本研究では、この最適化の手法について議論を行う。

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