著者
小谷野 正博
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.185-186, 1992-02-24

OSI-VTの損保適用では,元受各社ホストはOSI-VTプロトコルで,代理店設置端末は既存の各社メータプロトコルで接続するため,各社VANでOSI-VTプロトコルとメーカプロトコルを変換するゲートウェイを開発することになった.富士通VANではOSI-VTとFNA/F6650及びBSC-C/ABCとの変換を行っている.今後,VANへの収容端末数が急激に増加することから,VAN側ではゲートウェイのトランザクション処理件数を把握して設備計画に備える必要がある.ところで,1台のゲートウェイのトランザクション処理件数は,1件の処理時間とトランザクション到着率をパラメータとして与えれば,待ち行列理論から目安を導き出せる.さらに,トランザクション処理件数を上げるには,処理時間を短く(走行ステップ数の削減,高性能マシンの使用)すれば良いことは明らかだ.本稿ではゲートウェイのマルチタスクのタスクプライオリティの設定方法が,高トラフィック時のゲートウェシ内滞在時間に影響を及ぼすことに注目し,損保適用に当たり実現のゲートウェイで滞在時間を最小にするプライオリティの設定方法をシミュレーションにより探ったものである.

言及状況

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こんな論文どうですか? 富士通VANでのOSI-VTプロトコル変換ゲートウェイについてタスクプライオリティの観点からのスループット考察(小谷野正博),1992 http://id.CiNii.jp/MHUlL

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