著者
奥野 雅雄 中川 宏 宗吉 史昭 小硲 真智子 小篠 薫
出版者
公益社団法人日本分析化学会
雑誌
分析化学 (ISSN:05251931)
巻号頁・発行日
vol.26, no.8, pp.531-536, 1977-08-05
被引用文献数
1

汚でい中の6価クロム{クロム(VI)}は,鉱酸などを用いることなくEDTAを用いてクロム酸塩を溶出し,直ちにジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム(DDTC)と錯体を形成させメチルイソブチルケトン(MIBK)に抽出することができる.汚でい中に含まれる難溶性クロム酸塩をアンモニアアルカリ性溶液中においてEDTAで溶解し,結合金属イオンを錯化溶出してクロム(VI)を水溶化する.これをpH5付近でDDTCなどの還元剤で発生機状態のクロム(III)にした後,過剰のDDTCと錯体を形成させ,これをMIBKに抽出する.MIBK相を揮散させた後硝酸で分解して原子吸光分析(少燃料フレーム)することにより,共存物の影響をほとんど受けずに定量を可能にした.なお,本法は(10〜5)%の変動係数で汚でい中のクロム(VI)を迅速かつ簡便に定量できる.

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こんな論文どうですか? クロム(III)を含む汚でい中クロム(VI)の原子吸光定量法 : EDTAによる溶解とジエチルジチオカルバミン酸ナトリウムとの錯体形成を用いた直接溶媒抽出法(奥野 雅雄ほか),1977 … https://t.co/Y57EiMjAiA
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こんな論文どうですか? クロム(III)を含む汚でい中クロム(VI)の原子吸光定量法 : EDTAによる溶解とジエチルジチオカルバミン酸ナトリウムとの錯体形成を用いた直接溶媒抽出法(奥野 雅雄ほか),1977 … https://t.co/Y57EiMBba8

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