著者
藤木 健士 竹生政資
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.51, pp.29-35, 1993-06-18

この研究では,ポインタを用いたリスト構造とGauss消去法を組み合わせることにより,大規模な非対称疎行列を係数にもつ連立一次方程式を比較的短い簡潔なプログラムにより効率よく解くことができることを示した.Fortranで記述した非ゼロ要素の行と列のインデクスとその値を順に配列に格納する従来の方法に比べ,Cのようなポインタを持つ言語でメモリの動的確保機能を利用しながらリスト構造で行列を格納することにより,比較的簡単に効率よく処理できるプログラムを実現できることがわかった.本稿では,この具体的な実現方法や性能評価について紹介する.We report a method solving a system of linear equations having a large unsymmetric sparse matrix in C language which simplifies the implimentation of the Gauss elimination algorism by introducing the list structures with pointers, not arrays in Fortran, and the dynamic memory allocation. The result is that the programs developed are more simple and straightforward, even efficient on workstations, resulting smaller size of source codes, than the conventional ones written in Fortran.

言及状況

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探し物の途中で検索ヒット「リスト構造を用いた疎な非対称連立一次方程式の直接解法」M1の時のFEMの演習解くのに、勝手にやりましたよ。私も。論文は書かなかったけど。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002932096

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