著者
伊藤 和彦 後藤 真 水沢 彰郎 宮尾 浩美 張 高明 荒川 正昭
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.81-87, 1992-02-20

症例は54才の女性.胸痛・対麻痺のため,1989年7月14日,当科入院.左S6原発肺腺癌,T4N2M1,stageIV,PS4と診断し,CDDP+VDS+IFXによる全身化学療法を行った.悪化の判定で,胸水由来の腫瘍細胞とリンパ球を用いたin vitro sensitized(IVS)細胞による養子免疫療法を行った.その後,化学療法の直後に養子免疫療法を併用し,約半年間quality of life(QOL)を保ちつつ,病態の安定が続いた.養子免疫療法の併用は,重篤な副作用もなく,肺癌の集学的治療の一手法としての発展が期待される.

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 化学療法に養子免疫療法を併用した非小細胞進行肺癌の一例(伊藤 和彦ほか),1992 http://t.co/XvhkU9uLBW
こんな論文どうですか? 化学療法に養子免疫療法を併用した非小細胞進行肺癌の一例(伊藤 和彦ほか),1992 http://t.co/sFJYyp5cCv

収集済み URL リスト