著者
白日 高歩 小林 紘一
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.555-566, 2002-10-20
被引用文献数
22

日本国内で1994年に切除された肺癌外科症例(7408例)を登録・集積し,解析の対象とした.全体の5年生存率は51.9%であった.男女別では男性(n=5029)の5年生存率は48.2%であり,女性(n=2150)の5年生存率は61.0%であった.c-STAGE別の5年生存率はc-STAGE IA(n=2618):71.5%,c-STAGE IB(n=1646):50.1%,c-STAGE IIA(n=169):47.8%,c-STAGE IIB(n=793):40.4%,c-STAGE IIIA(n=1385):34.6%,c-STAGE IIIB(n=395):27.6%,c-STAGE IV(n=162):19.9%であった.p-STAGE別の5年生存率はp-STAGE IA(n=2142):79.2%,p-STAGE IB(n=1488):60.1%,P-STAGE IIA(n=261):58.6%,P-STAGE IIB(n=785):42.2%, P-STAGEIIIA(n=1337) : 28.4%, p-STAGE IIIB(n=759):20.0%,p-STAGE IV(n=275):19.3%であった.外科切除例の組織型別頻度は腺癌が55.7%,ついで扁平上皮癌が33.0%,大細胞癌は3.6%,小細胞癌は3.4%であった.術死が101例(1.4%),院内死が122例(1.7%)であり,外科切除例における術死院内死率は3.0%であった.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 肺癌外科切除例の全国集計に関する報告(白日 高歩ほか),2002 http://id.CiNii.jp/NKTsL 日本国内で1994年に切除された肺癌外科症例(7408例)を登録・集積し,解析の対象とした.全体の5年生存率は51.9%であった.男女別で…

収集済み URL リスト