著者
横川 勇仁 舩曳 信生 東野 輝夫 森 悦秀
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.434, pp.37-44, 2001-11-09
被引用文献数
1

近年, 顔面における顔部品に関する研究が医学や心理学など様々な分野で行なわれており, 唇の輪郭・位置についての研究もその一つとして挙げられる.実際, 口腔外科領域においての, 口唇裂症・口蓋裂症患者の治療における, 形成手術の術式検討や術後の患部経過のトレースにおいて, 精密な唇輪郭の抽出およびその顔面内での位置の特定が要求されている.本論文では, 従来より提案してきた, Deformable Templateを用いた唇輪郭抽出法の改良, および内眼角点座標系による顔面内における唇輪郭モデルの位置表現の紹介を行った上で.今回新たに, 抽出精度の向上, およびアプリケーション使用者の負担の軽減を目的とした, 色相・明度閾値自動調整アルゴリズムを提案する.これらの提案より, 唇の形状・位置が精密かつ自動的に抽出できることを示す.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? Deformable-Templateマッチング法による唇輪郭抽出法の改良としきい値自動調整アルゴリズムの提案,2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003185484

収集済み URL リスト