著者
山本 憲夫 平田 俊清 水町 守志 酒井 忠雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.511, pp.41-48, 1999-01-20
被引用文献数
1

航空機客室に持ち込まれる携帯電子機器から放射される電磁波が機内の航法機器に与える電磁干渉(EMI)について調査するため, 客室内から航法機器まで及び機内のケーブルまでの経路損失について実機(ボーイング777)を用いて測定した。その結果, 客室から航法機器までの経路損失は最小43dB, 平均90dB程度で, 携帯電子機器が航法機器の動作に影響を与える可能性は非常に小さいが, あり得るとの結論を得た。一方, ケーブルまでの経路損失は大きく, ケーブルを経由した干渉の可能性は前述の経路に比べ無視できる程度であった。また, 代表的な携帯電子機器を客室内で使用し, これらが航法機器に与える影響について地上及び飛行中に調査したが, 航法機器の動作が影響を受けた事例は発生しなかった。

言及状況

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こんな論文どうですか? 航空機における経路損失,1999 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003190879 航空機客室に持ち込まれる携帯電子機器から放射される電磁波が

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