著者
松岡 克典
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.726, pp.65-68, 2003-03-10
参考文献数
6
被引用文献数
8

住宅内での生活行動の長期蓄積から、普段の生活行動とは異なる状態を自動検知する手法について検討した。複数の家族が生活する家屋に赤外線センサと電力量センサをそれぞれ各部屋と各コンセントに設置し、人の動きと家電製品の使用状況を1年間にわたって計測した。センサ情報と合わせて、生活者が記述した生活行動記録と心理テスト(POMS)を月に1度実施した。得られた住宅内行動の長期蓄積情報の主成分分析およびクラスタ分析を行って、普段の生活行動パターンを抽出した。抽出した普段の生活行動パターンと評価対象の日のクラスタパターンとを比較することにより、その日の生活パターンの普段度を評価した。これにより、気分が落ち込んだ状態や来客時などのいつもと違う生活状態を自動検知できる可能性が得られた。

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こんな論文どうですか? 住宅内行動の長期蓄積に基づく異常検知手法の検討(高齢者データ処理コンテスト)(松岡 克典),2003 http://t.co/Ln5rnwrD14

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