著者
原 嘉孝 森川 博之 水町 守志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.95, no.390, pp.21-26, 1995-11-27
参考文献数
12
被引用文献数
4

パケット交換型移動通信システムの構築に向けて、スロット付アロハをマルチセル構成に拡張した場合のシステム構成について検討を行なう.マルチセル構成法としては、与えられた帯域をクラスターサイズに分割し,セル間で繰り返し使用する方式がよく知られている.そこで、解析ではさまざまなクラスターサイズのもとでシステムスループットを導出し、各システム性能の比較を行なう.システムとしてはセル間のスロット同期が完全である場合と不完全である場合を扱う.解析の結果、クラスターサイズ1の方式がよい性能を発揮することが明らかになった.また,この方式ではセル間のスロット同期の必要性が大きいことも明らかになった.

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