著者
太田 光雄 宮田 繁春
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.30, pp.1-8, 1991-05-24

超音波B-モード画像上には、複雑な斑紋状のパターン(スペックル・パターン)が現われる。このスペックル・パターンを統計信号処理の手法により解析しておくことは超音波画像診断の意味からしても重要なことである。本報告では、生体内の秩序・無秩序部分から発生したスペックル画像のメカニズムを、ShannonのN次元信号空間内に於ける酔歩モデルとして捉え、新たにHankel変換型特性関数を導入することにより、各要素酔歩ベクトルの合成に対する揺らぎ分布を理論的に導く。更に、これが公知のRay1eigh分布、Rician分布をスペシャル・ケースとして内包することを証明した後、実験的な確認をも行なった。

言及状況

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こんな論文どうですか? 超音波画像処理におけるSpeckleパターンのRician分布に対する一般化とShannonの信号空間における酔歩問題 : 画像応用(太田 光雄ほか),1991 http://id.CiNii.jp/PclXL

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