著者
黒住 幸一 赤井田 卓郎 岡田 清孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.50, pp.37-42, 1996-10-03 (Released:2017-10-13)
被引用文献数
2

To contribute to ITU-R Recommendation, subjective evaluation of the relative timing of television sound and vision signals was carried out in Japan, Switzerland and Australia. ITU-R Working Party 11A predetermined experimental conditions, such as test material, camera type and viewing distance. The results show that the detectable thresholds are 45 ms for sound advance and 125 ms for sound delay relative to the vision signal ; and the acceptable threshold are 90 ms for sound advance and 185 ms for sound delay.
著者
三上 繁実 川野 順一郎 奥田 治雄 上原 年博 千葉 光雄 坂内 達司
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.21, pp.19-22, 1996-03-15
被引用文献数
1

The development of a practical VTR that is compact, inexpensive and offers high picture quality has been pressing requirement Comparing present HDTV VTRs (1-in. digital VTR and UNIHI VTR etc.) with current conventional-definition television (CDTV) VTRs used in broadcasting, there is much room for improvement in terms of cost (VTR & tape), function and performance, mobility and maintenance for practical use. To solve these problems at an early stage, we have developed an HDTV VTR using a 1/2-in. tape cassette by making effective use of a current CDTV digital VTR (D-5 VTR) and applying bit rate reduction technology.
著者
永田 真啓 服部 誠 花嶋 正昭 吉岡 秀 黒野 剛弘 森 真介
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.42, pp.7-14, 1991-07-18

In order to apply to the applications of an image processing, we have improved VM and VI of Smalltalk-80 on standard EWS. We developed operational evironment of positron CT(PET) system using Smalltalk-80 as an example of practical applications. These approach is only by adding new class for image processing. The limitation of Smalltalk-80 using standard EWS are made clear. Particulary, in the case of system extension, we are faced with the bottle neck of hardware potential of standard EWS and with the limit of real-time potential by UNIX. Then, we considered these limits of applications and developed new original object oritented machine, OOPS (Object Oriented Processing System), which is used Smalltalk-80 as operating system.
著者
三好 貞弘 二川 佳央 千野 勝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.72, pp.75-80, 1996-12-21 (Released:2017-10-13)

マイクロ波帯域の電磁波環境で主として使用する単層の電波吸収体および電波シールド材に関する研究を行った。40MHzから20GHzまでの測定周波数において、シリコーンゴムにグラファイト化カーボン、アセチレンカーボンおよびカーボン繊維を分散させた材料について検討を行った。単層の電波吸収体として必要な理想的な複素誘電率の周波数特性と比較した結果、それぞれの材料について、狭帯域ながらも優れた電波吸収特性が得られた。また、電波シールド材として開発した材料を用いることにより、マイクロ波帯域において優れた特性が得られたので併せて示す。
著者
小林 昭 鈴木 貴美 原 和弘 下元 泰治
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.17, no.35, pp.1-6, 1993-06-25 (Released:2017-10-06)

放射線環境下で使用される撮像デバイスにも高解像力が要求されるようになってきた。筆者らは、このニーズに応えるべく、2/3インチの耐放射線用MF(Mixe d Fie1d、MSと同義)高解像度カルニコン(製品No.N4182)を開発した。 N4182は、照射線量率で10^5R/hまで、総照射線量で10^8R以上まで信頼性の高いイメージングが可能である。また、この管は、高感度(0.15A/1x)、高解像度(走査面を6.6×8.8mm^2とした場合1150TV本)であるうえ、動作温度範囲が85℃まで、という優れた性能を持つものである。
著者
谷口 和彦 日比野 敏郎
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.38, pp.55-60, 1995-08-24
被引用文献数
1

A satellite data broadcast started since April 1995,for the first time in the world. This satellite data broadcast will be received by TV game player "Super famicom" and receiving device "Satella view" as a set. This set will receive data broadcast from the satellite and at the same time reproduce transmitted PCM music broadcast. This made a total1y new broadcasting service "listen while playing" become true.
著者
坂元 宗和 高木 幹雄
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.8, no.17, pp.19-24, 1984-08

デザイン上意味のある点でのデータを使って, スプライン補間で骨格を作り, 径と向きを調整した偏平八角形の筆触形態を逐次出力する方法により.フォント設計システムを試作した.入力単位は字枠の0.2%, 出力フォントのドット数, アスペクト比, 線幅, 太線対細線の線幅比は自由に変えられる.ひらがな, カタカナを試作し, 電算写植用として使用しうる品質のフォントを得た.実効データは1字当り約80バイトである.
著者
中野 顕
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.2, no.18, pp.29-32, 1978 (Released:2017-10-02)

暗室のいらない写真法を使って手軽で簡単に透明フィルムに映像を写し込み.映像によるコミニュケーシヨンの手段として、最も手軽で安価なスライドを自由在に使って情報伝達を効率良く行うことは、業界のひとつの願望であったように思う。九州松下電器は48年末に電子写真法とパナコピー感光体(松下電器産業開発の有機光半導体)を使って原稿から40秒で、ポジのマウント(枠)付モノクロ・スライドを作り上げる世界で初めて暗室のいらない自動スライド作成機「パナコピー」の開発に成功.販売を開始した・それから4年.除々に普及し、昨年は前年比約2倍と云う伸びを示した。とくに大学、研究所、病院などに於ける知名度も急激にアップして来た。このスライド作成機の「パナコピー」のカラー化については、モノクロ(KV-1000)の発売当初から市場の強い要望であり.九州松下電器は.松下電器産業の材料研究所・無線研究所との共同研究を続け、完成したもので、この自動カラースライド作成機「カラー・パナコピー」KV-5000は、スライド化したい原稿あるいは資料を台の上に置き.フィルムをセットしてボタンを押せば2分後には、ボジのマウント付カラー・スライドガ完成するという。業界にとっては夢物語のような商品である。電子写真法と特殊現像機構を採用しているため.明るい室ですべての操作が出来ると共に従来の写真法では.非常に繁雑であった特殊撮影がだれにでも簡単にでき、しかも画面が明るく.変退色が極めて少ないなど、数々の特長を持った商品である。
著者
岩崎 禎二 中村 隆 石井 克己
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.25-30, 1981-05

本カメラは, 従来のオートホワイト, ブラックバランスに加えて, 新開発のオートセンタリング回路を採用することにより, 特別なチャートを用意する事なく, 常に最高の性能を発揮する事ができる様になったのに加えて, メモリー保持も一層強化され, パワーSWを切ったままでも約3ヶ月間その内容を保持する。また, 従来の2/3"管で問題であった解像度をダイオードガンプランビコンを高圧動作で使用することと, 水平DTL周波数を高くすることにより向上させている。さらに, 半導体技術と回路技術を駆使してSN比を3dB向上し, 標準で57dBを実現したことにより, +9dBは無論, +18dB時でも十分実用に耐える映像を得る事が可能となった。このSN比は将来LOC管を使用する事により, さらに改善することができる。シンクジェネレータ部には新開発のC-MOS ICを使用してRS-170AのSC-H特性を満足しており, 特に内部同期時にはカラーフレーミング検出回路を持たないポータプルVTRの為にカラーフレーミングパルスを供給する事もできる。水平および垂直のプランキングの可変回路も標準で装備されている。また, 種々のカラー方式に即座に対応できるよう設計されており, 方式によって2〜3ユニットを交換することにより, ほとんど無調整でNTSC, PAL, PAL-MおよびSECAMカメラに変更することができる。このように, 種々の性能向上, 新機能の追加が成されているにもかかわらず, ユニットの互換性は最大限に考慮されており, またカメラのインターフェイス関係もBVP-300と同一の為, 小型カメラコントロールユニットCCV-300等の使用が可能である。