著者
川人 光男 銅谷 賢治 春野 雅彦
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.24, no.38, pp.57-64, 2000-06-22

言語などのヒトの高次認知機能を神経科学の研究対象とするためには、サルなどの動物実験で得られた神経科学のミクロなレベルの知識を、計算理論を媒介として、ヒトを対象にした脳活動の計測データや、言語学などの研究と統合する必要がある。このための新しい計算理論とそれを支持するデータを紹介する。我々の提唱するアプローチの対極となる、Chomskyが構築した生成文法研究で大前提とされる仮定に対する批判を行いながら、研究の全体像を俯瞰する。

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