著者
菅原 正幸 三谷 公二 齋藤 敏紀 藤田 欣裕 末次 圭介
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.212-218, 1995-02-20
被引用文献数
25 4

小型で高性能なハイビジョンカメラを実現するための撮像方式として, CCDを4枚用いる4板撮像方式を提案した.本方式は, 撮像素子の枚数を増やして空間サンプル点数を確保し, 単体素子の画素数を抑え, 感度, ダイナミックレンジなど特性の優れたCCDを使い, 高画質化を図っている.色分解光学系は, G光に2枚の素子, R光, B光にそれぞれ1枚を割当てる4分解プリズムを新たに検討, 試作した.空間画素ずらし法の適用については, 2枚のG光用の素子間に加えて, RとBの素子の間でも画素ずらしを行う方式とした.この新たな画素ずらし法により, 本方式が(1)有光色光に対する折り返し, (2)レンズの倍率色収差による解像度の劣化, の2つの点でRGB3板方式と比べ優れていることを, 計算により明らかにした.2/3インチ130万画素CCDを用いてカメラを試作し, 上記2点について, 試作カメラとRGB3板式カメラについて実測し, 本方式が優れていることを検証した.

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こんな論文どうですか? 4板撮像方式における画素ずらし効果についての検討(<論文小特集>(固体撮像とその関連技術))(菅原 正幸ほか),1995 https://t.co/nYbD7Iwmzg

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編集者: Ccgxk
2018-08-20 15:56:41 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

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