著者
中川 昌治
出版者
日本粘土学会
雑誌
粘土科学 (ISSN:04706455)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, 2003-03-28

対州陶石は中新世の石英斑岩が熱水変質作用を受けて生成した.石英斑岩の固結に引き続く高温の熱水作用により,曹長石,2M_1,セリサイト,Caバイデライトが順に石英と共に生成し,特にセリサイト化が激しく進んで,石英斑岩が陶石化した.更に,付近の花崗岩プルトンに関係した熱水により,FeMg緑泥石,緑泥石/バーミキュライト混合層鉱物,2M_1セリサイトなどが鉱染状に生成した.最後に激しいハロイサイト化変質作用があり,陶石の一部が対州白土になった.

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CiNii 論文 -  A3 対州陶石中の粘土鉱物 http://t.co/WsQOMMVo4l #CiNii 花崗岩プルトンに関係した熱水により,FeMg緑泥石,緑泥石/バーミキュライト混合層鉱物,2M_1セリサイトなどが鉱染状に生成

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