著者
和田 精二 大谷 毅
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.53-60, 2005-03-31
参考文献数
17

関連報告(研究1, 研究2)において, 松下電器と三菱電機のデザイン部門が成立するまでの経緯をMOD(Management of Design)[注1]の視点から調査した。本研究においては, 東芝のデザイン部門が成立するまでの経緯を扇風機のデザインを事例として調査した。その結果, 東芝のデザイン部門は, 松下電器や三菱電機と違った経緯で組織が成立したことが理解できた。東芝は, 家電製品に関し日本で最も長い歴史を持っている。その伝統が歴代の経営幹部によって引き継がれるとともに, 当該業界では日本初とも言える社外の公的機関である産業工芸試験所との強い連携, 同所からのデザイン指導, 外国人の嘱託採用などが同社デザイン部門の設立に寄与したことが理解できた。

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? 東芝のデザイン部門設立に至る経緯 : 扇風機を事例として : 企業内デザイン部門黎明期の研究その3(和田 精二ほか),2005 http://id.CiNii.jp/QDIrL
こんな論文どうですか? 東芝のデザイン部門設立に至る経緯 : 扇風機を事例として : 企業内デザイン部門黎明期の研究その3,2005 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003825319 関連報告(研究1, 研究2)において, 松下電器と三菱電機のデザイン部

収集済み URL リスト