著者
吉岡 慎郎 小河 弘枝 桑原 俊也 宮内 修平 丸山 剛郎
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科学会雑誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.817-822, 1992
被引用文献数
3 1

補綴処置の目的は,顎口腔機能の回復と維持である.そのためには,補綴処置の計画の立案や予後の判定において,顎口腔機能の診査が必要となってくるのはいうまでもない.しかしながら,日常臨床においては,患者の主観にたよっているのが現状であり,客観的な顎口腔機能の診査・診断法の確立が急務とされている.本研究は,顎口腔機能の1つである発語を生理的運動としてとらえるために,連続音を構成する単位である単音を対象とし,単音発語時の下顎位について分析,考察したものである.

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