著者
村松 瑞人
出版者
社団法人日本補綴歯科学会
雑誌
日本補綴歯科學會雜誌 (ISSN:03895386)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.564-573, 1996-06-01
被引用文献数
4

顎機能障害(TMD)患者の表面筋電図検査でみられる自発放電は,TMDの症状との関連が疑われているが,その発現する環境や臨床症状との関連様相においてはほとんど知られていない.本研究は,正常な機能を営む被験者に,ブラキシズム特にクレンチングを想定したかみしめ耐久試験を負荷し,その結果自発放電が誘発されるか否か,さらに発現したTMD症状を検討し,自発放電と症状の関係に言及している.自発放電の発現と筋症状の関連が明らかにされたことから,自発放電の発現性をパラメータとして,TMD患者の症状の予測,TMD予備群のスクリーニング,治療効果の評価などが可能となろう.

言及状況

外部データベース (DOI)

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こんな論文どうですか? かみしめ耐久試験後に誘発される咀嚼筋および胸鎖乳突筋の自発放電(村松瑞人),1996 http://id.CiNii.jp/QLviL

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