著者
鈴木 しおり
出版者
北翔大学
雑誌
生涯学習研究と実践 : 北海道浅井学園大学生涯学習研究所研究紀要 (ISSN:13463535)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.143-158, 2003-11-30

『音楽の街』と呼ばれる北海道・旭川市において、1979年の冬から1996年にいたる18年間にわたり、雪の季節にこだわって開催された音楽会『ネージュ・コンセール(雪のコンサート)』の発足とその主旨、さらにシステム・運営方法(マネジメント)に関して分析する。当会は、冬の旭川市において、中央の優れた専門家(作曲家・ピアニスト・声楽家)と地域住民(音楽家・音楽愛好家・一般市民)が一体となり、一連の音楽会・レッスン・公開講座等を企画してきた。その音楽共同体の中からは海外コンクールで入賞する新人も誕生するなど、地域にとって音楽的なレベル向上に大きく貢献してきた。閉鎖的になりがちな冬の北海道において、雪とともに開催を継続してきた当会の活動内容を分析することで、北方圏における音楽文化の有りかたを考察する。

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