著者
中尾 裕介
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.379-384, 2001-03-30
被引用文献数
1

東アジア原産のツタは現在では西洋に広く普及している為,西洋的なイメージを持つに至り,日本的なイメージはやや希薄になっている。本稿では,ツタが日本では古来がどのように観賞されてきたのかを明らかにすることにより,その来歴に応じた重層的な,豊かなイメージの形成に資することを目的として,古典和歌に詠まれたツタが,どの様な視点から観賞されているかを分析した。その結果,植物自体の特性を観賞する視点,他の植物と対比して観賞する視点,植物の繁茂している場に関連した観賞の視点,特定の土地と関連した観賞の視点という4つの類型について,観賞の視点を明らかにすることが出来た。

言及状況

外部データベース (DOI)

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こんな論文どうですか? 和歌におけるツタの観賞の視点について(平成13年度 日本造園学会研究発表論文集(19))(中尾裕介),2001 http://id.CiNii.jp/SD8IL

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