- 著者
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楊 平安
平野 侃三
- 出版者
- 社団法人日本造園学会
- 雑誌
- ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
- 巻号頁・発行日
- vol.64, no.5, pp.451-456, 2001-03-30
- 参考文献数
- 12
- 被引用文献数
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1
本論文は,高雄市の日本植民地時代における公園緑地計画の展開を明らかにすることを目的とし,文献及び公文書等の記録の検討並びに新たな資料の発掘による次の事項を明らかにした。高雄市の公園緑地計画は,(1) 港湾都市として整備を開始する早い時点で最初に計画された公園が,台北市の圓山公園と同じように市街地を展望する地点であること,(2) 1917年には土地利用計画に合わせた公園の配置計画が立てられており,小学校に隣接した小公園及び河川沿いの緑道が計画されていること,(3) 更に,大台北市区計画が立てられた同年には,ブールバールで結ばれた同様のパークシステムが計画され,今日の高雄市の骨格を形成していること。