著者
本田 裕紀郎 倉本 宣
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.583-588, 2001-03-30
被引用文献数
8 6

絶滅危惧植物力ワラニガナの生育状況を把握するため, 多摩川においてDGPSを用いて局所個体群の分布を記録するとともに, その個体数と個体群間の距離を測定した。その結果, 一つの個体群を除いて他は極めて脆弱な個体群のみであり, 各個体群間の距離は非常に長かった。<BR>また, 休眠・発芽特性を明らかにするため, 3種類の発芽実験を行った。その結果, 変温効果はあるが永続的な埋土種子集団を形成しないこと, 一次休眠は誘導されていないこと, 低温域において若干の相対的休眠が誘導されること, 秋に発芽することが明らかになった。<BR>これらのことから, 個体群の復元が必要であり.それには秋の長雨が訪れる前に種子を散布することが有効であると考えられる。

言及状況

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こんな論文どうですか? 多摩川における絶滅危惧植物カワラニガナの現状とその休眠・発芽特性(平成13年度 日本造園学会研究発表論文集(19)),2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305207
こんな論文どうですか? 多摩川における絶滅危惧植物カワラニガナの現状とその休眠・発芽特性(平成13年度 日本造園学会研究発表論文集(19)),2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305207
こんな論文どうですか? 多摩川における絶滅危惧植物カワラニガナの現状とその休眠・発芽特性(平成13年度 日本造園学会研究発表論文集(19)),2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305207

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