著者
安場 浩一郎
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.449-452, 1999-03-30
被引用文献数
1

関東大震災後の東京のオープンスペースにおける罹災者収容の展開を明らかにするため公園・広場等での罹災者収容の実態と, それをめぐる言説について考察した。その結果, 震災後, 公園・広場は罹災者の避難地となり, その後も収容施設の用地となったが, それらのバラックはあくまで応急的なものであり, 震災から2年足らずで撤去されたことが明らかになった。公園等における罹災者の収容においては,「風紀」の乱れや労働倫理の低下が問題になっており, バラックによる住居等の保障は, これらの資本主義的な労働倫理を乱すものとして警戒されたということがわかった。

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こんな論文どうですか? 関東大震災後の東京のオープンスペースにおける罹災者収容の展開(平成11年度 日本造園学会研究発表論文集(17))(安場 浩一郎),1999 https://t.co/NJAjlzeUPG
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こんな論文どうですか? 関東大震災後の東京のオープンスペースにおける罹災者収容の展開(平成11年度 日本造園学会研究発表論文集(17))(安場 浩一郎),1999 http://t.co/U1dgu216Dc
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