著者
澤木 昌典 上甫木 昭春
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.58, no.5, pp.133-136, 1995-03-31
被引用文献数
7 8

本研究では,今後のニュータウン開発において重要な課題となる生物の生息にも配慮した緑地保全に際して,生物と共生しつつ快適で魅力ある居住環境形成のための緑地保全の方向をさぐることを目的として,兵庫県三田市の神戸三田国際公園都市フラワータウン地区及び周辺居住者に対して意識調査を実施した。その結果,生物の生息範囲についての願望による居住者の類型化を通じて,生物との共生に好意的な人・嫌いな生物への疎遠化傾向の強い人などの存在が明らかになり,今後のニュータウン開発での緑地保全に関して,生態学的調査・検討に基づく生物との共生に配慮した土地利用ゾーニング,居住者の生物嗜好による住み分け等の検討の必要性を論じた。

言及状況

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I was actually inspired by a 1995 study from Japan by Sawaki & Kamihogi (here: https://t.co/wsBvTv3kiQ)

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