著者
尾方 理恵
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学留学生センター紀要 (ISSN:13438654)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.65-77, 1998-03-03

「PバQ」の意味はPQいずれに焦点があるか(またはどちらにもない)という文脈、解釈・推論によって広がりを持つ。「Pすれバ」という言いさしの文はほぼ「Pすればいい」に重なる。「Pすれバ?」が単なる「すすめ」でなく「突き放し」となる場合があるが、それは、「Pすれバいい」による判断の呈示が唯一条件の呈示として働き、相手の意向と無関係な独断になる場合である。「PすればQ」には、PQは相互に唯一という強い関係認定があり、「PたらQ」の意味との違いはそこから生じる。

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こんな論文どうですか? 「PバQ」〜「Pすれバいい」の意味の広がり : (付) 突き放し用法「すれバ?」について,1998 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004531177

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