著者
森 順子
出版者
人間環境大学
雑誌
人間と環境 : 人間環境学研究所研究報告 : journal of Institute for Human and Environmental Studies (ISSN:13434780)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.87-97, 1998-03-31

シェイクスピアの『トロイラスとクレシダ』は難解な劇であるとこれまで多くの批評家によって指摘されている。登場人物たちは、まるで濃霧の中でうごめいているように思える。しかし、その深い霧の中で目を凝らせば見えてくるものがある。それは稀薄な人間関係である。本稿は、とりわけ主人公トロイラスとクレシダに顕著にみられる人間関係の稀薄さに焦点を当て、更にわれわれはどのような人間関係を築くべきであるのかを考察することを目的としている。その際、鍵となるのはサーサイテイーズの言葉である。その言葉を透かして見えてくるのは、互いに相手を思いやり尊重しあう心である。

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こんな論文どうですか? 『トロイラスとクレシダ』の稀薄な人間関係(森 順子),1998 https://t.co/K9PkXfunAc シェイクスピアの『トロイラスとクレシダ』は難解な劇であ…
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