著者
高久 泰文
出版者
拓殖大学
雑誌
拓殖大学論集. 政治・経済・法律研究 (ISSN:13446630)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.130-138, 2005-03-31

本講演の要旨は「平和憲法」と言われて来ている「日本国憲法」の第九条はどう解釈されてきており,また,現在はどう解釈されているのかと言うことである。なお,憲法第九条の解釈を問題とするときには必ず我が国の「防衛及び安全はどうあるべきか」が論ぜられるのであるが,「法の厳密な解釈論」からすれば,これは「解釈論」ではなくて「立法論」ないしは「立法政策論」であり,従って,本講演においてもこの両者は区別することとし,第九条の解釈が中心となるが,憲法前文及び第六十六条第二項の解釈にも触れる必要がある。第九条の解釈については,以下の項目に従って論ずることとする。I 平和主義の原理及び憲法改正の限界論 II 戦争の放棄 III 戦力の不保持 IV 交戦権の否定

言及状況

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こんな論文どうですか? 安全保障と憲法(日本の安全保障を考える)(平成16年度文京区教育委員会・拓殖大学政治経済研究所共催公開講座報告)(高久 泰文),2005 https://t.co/p2QdBq8DWk

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