著者
塩田 真紀子
出版者
埼玉短期大学
雑誌
学校法人佐藤栄学園埼玉短期大学研究紀要 (ISSN:13416006)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.71-80, 1995-03-20

ニュージーランドの特異な女流作家ジャネット・フレームは,20代の大半を精神病院で過ごした。退院後,逃れるようにイギリスに渡り,あしかけ8年滞在して,自己のアイデンティティ追求と作家として自立する道を模索した。フレームの文学は,「狂気体験」を抜きにしては語れない。本論では,フレームが作家として自立のメドを立てるまでを前編とし,帰国後,「狂気」抜きの作家として世に問うた文学の特徴を後編として論じ,今回は紙幅の都合上,前編だけを載せることにした。

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http://t.co/I36h9xyBZ5 とても良い話。ただ医者との出逢いが両義性を招致しない場合でも、(たとえそれが見せかけの表情や言葉であっても)素敵さを保ったまま関係が続くことを信じる必要があります。
塩田真紀子『ジャネット・フレームと狂気』 (1) triple nightmareの克服 Janet Frame and Insanity (1) Overcoming Triple Nightmare  http://t.co/Iah8k9qz
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