著者
大島 和夫
出版者
神戸市外国語大学外国学研究所
雑誌
神戸市外国語大学外国学研究 (ISSN:02899256)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.45-63, 2004

財産権の経済分析の分野では、ロナルド・コースの一連の業績と共にハロルド・デムゼッツの論文「財産権理論について」が大きな貢献を行った。しかし、コースもデムゼッツも現在のところ、必ずしも十分に理解されているとは思えない。コースの論文「社会的コストの問題」で例に挙げられている農民と牧場主の例をとってみても、どれほど共通の了解が得られているだろうか。1967年に書かれたデムゼッツの論文「財産権理論について」は、コースとは違った角度から叙述されているが、取り上げられる例の適切さと、論点の明確さから、「財産権の経済分析」を行う場合には必読文献と思われるので、翻訳して紹介する。

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@Goei_hei @drecasinterver 徴兵逃れはあるだろうけど、徴兵逃れの追加費用が財産権の不平等を生むからねぇ 詳細は以下の論文の第1節でhttp://t.co/dXEtrW1fXO
@Goei_hei @drecasinterver 徴兵逃れはあるだろうけど、徴兵逃れの追加費用が財産権の不平等を生むからねぇ 詳細は以下の論文の第1節でhttp://t.co/dXEtrW1fXO
Demsetz[1967]の翻訳が「神戸市外国語大学」の紀要に出てるー。しかもオンラインアクセス可能。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004618048/en/

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