著者
奥田 俊博
出版者
九州女子大学・九州女子短期大学
雑誌
九州女子大学紀要 人文・社会科学編 (ISSN:09162151)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.1-12, 2003

外国人児童生徒を日本の小中学校・高等学校に受け入れるための施策は、国、都道府県、市町村の各レベルで行われているが、外国人児童生徒が生活のための日本語 (生活言語) と学校教育で知識習得のために必要となる日本語 (学習言語) とを円滑に習得するためには、日本語指導の方法についてなお課題を残している。近年、国語科教育は、コミュニケーションを重視しており、一方、日本語教員養成においても、コミュニケーションを重視した養成へと転換を図っている。本稿では、上述のような外国人児童生徒に対する取り組み、ならびに、国語科教育の目標・内容と日本語教育の目標・内容を踏まえ、大学における国語科教員養成課程と日本語教員養成課程の関係の在り方を検討する。

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