著者
阿部 秀樹
出版者
東北公益文科大学
雑誌
東北公益文科大学総合研究論集 : forum21 (ISSN:18806570)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.A137-A143, 2004-05-30

本稿は、現代英語の主要方言と非母語話者の母音の特徴を取り上げ、内在する音韻構造を論じながら、発音指導における標準表記の可能性を考察する試論である。英語は今や全世界に通用する国際化した言語としての側面と、世界の各地でそれぞれの地域の文化を背負いながら特殊化し自立した英語としての側面を併せ持っていることに鑑み、わが国の英語教育、とりわけ発音指導におけるモデルとしては、主要方言のいずれか一つを規範とするのではなく、英語母音に関わる音韻構造の分析に基づいた標準表記がより妥当であることを提案する。

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これではなかった。

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