著者
信夫 隆司
出版者
岩手県立大学
雑誌
総合政策 (ISSN:13446347)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.153-184, 0000

米国の国際政治学者、ケネス・ウォルツの国際政治理論は、現代国際政治理論の原点に位置づけられる。ウォルツのネオリアリズム(あるいは、構造的リアリズム)は、国際政治を構造という視点から科学的に理解しようとした初めての試みである。しかし、かれの理論は、国家の能力という物質的な意味合いを重視し、その結果、冷戦の終焉を十分に説明しているとはいえない。そこで、本稿では、あらためて、ウォルツのネオリアリズムの全体像を批判的に検討し、その上で、エージェント-構造問題という視点からウォルツ理論を整理しなおした。それにより、ウォルツ理論は、構造がエージェントに及ぼす影響のみを重視しすぎ・エージェントならびにその相互作用の分析が欠けていることが明らかになった。

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信夫隆司「ウォルツの国際政治理論」 岩手県立大学 総合政策 4(2), 153-184, 2003-09-31 https://t.co/07cfJ3WwJN 構造的現実主義の祖による(古典的現実主義が採ってきた)還元主義への批判と、彼のシステム理論についての説明。32頁。

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