著者
畠山 紀子
出版者
文化学園大学
雑誌
文化女子大学紀要. 服装学・生活造形学研究 (ISSN:0919780X)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.15-23, 1993-01

外装に工夫をこらし, いかにも入ってみたくなるようなファミリーレストランや, 手軽に持ち帰れるよう考えられた調理済食品店, 短時間に宅配されることが約束された専門店等々。現代は,様々な形の外食化の波が押し寄せてきている。厚生省の栄養調査でも外食率が年々大きく伸びているといわれる中で, 家庭の主婦達の社会参加が盛んに行われ, 実に半数近くの者が, 職業を持つようになった。又, 家庭外で活動する時間の多くなった主婦達により, 家庭内の食生活が, 外食や中食(出来上がったおかずを買ってきたり, 宅配や出前などによる食事形態を, 外食, 内食に対して呼ばれる名称) により賄われる機会も多くなったのではないかと思われる。本稿で, その実態を調査し, 主婦の職業による食生活の外食化の傾向を知ることができた。

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