著者
福嶋 聡
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 = The journal of Information Science and Technology Association (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.192-197, 2007-04-01

「図書館型」の書店の代表格と見なされてきたジュンク堂書店に勤務する筆者が,何ゆえに図書館を利用してきたか,図書館に対していかなる提言をなしてきたか?前半部で,ジュンク堂書店のこれまでの展開の中で目指された理念とその実践を紹介し,後半部で,図書館を利用する理由,図書館に対する提言を述べながら,「本と人の出会いの場」としての書店と図書館の役割分担,連携の可能性について考えたいと思う。一読者として本の魅力,読書体験のもつ魅力を体験してきたからこそ,書店,図書館という枠を乗り越えて,多様な「本と人の出会いの場」を形成していきたいという筆者の思いが,何よりの出発点である。

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