著者
伊藤 孝一
出版者
日本統計学会
雑誌
日本統計学会誌. シリーズJ (ISSN:03895602)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.231-249, 2007
参考文献数
56
被引用文献数
2

統計理論と方法は日常生活,政府諸機関,各種産業のみならず,人文,社会,自然,の諸科学において用いられている.したがって,統計学の理論と方法の教育は初等・中等・高等教育や社会人の生涯教育において極めて重要である.この論文は,わが国及び海外諸国における今日までの統計学の理論と方法の発展ならびに統計教育の研究と実践の状況を概観し,21世紀への展望を試みることを目的としている.1945年以降,わが国の統計学研究者たちの理論と方法の発展への貢献は多大であることは事実であるが,統計教育の実態を顧みるとき,世界における先進国,発展途上国と比較して,極めて劣っていることを認めなければならない.この論文において,わが国の学校教育・社会人教育における統計教育改善のための若干の提言を行うことにする.

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こんな論文どうですか? 統計学の現状と課題 : 統計教育の視点から(<特集2>統計教育)(伊藤 孝一),2007 https://t.co/MLUzNIG6Tk

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