著者
熊井 清雄 服部 育男 福見 良平 バイヨボ トーマス B. 滝沢 登志雄
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.212-217, 1995
参考文献数
20
被引用文献数
1

登熟期別二条オオムギサイレージを調整した。乳熟期の材料は無予乾と予乾とした。糊熟期と黄熟期の材料は1)無処理,2)乳酸菌剤(LAB),3)セルラーゼ(AC)高水準,4)LAB+AC低水準,5)LAB+AC高水準の処理を行った。全サイレージは保蔵が良好でpHが低く,総酸が高かった。LABとAC高水準の組み合わせは乳酸と総酸の含量が高く,相乗効果が認められた。サイレージの粗蛋白質,粗脂肪および粗繊維の各消化率は登塾につれて低下し,NFEは逆に向上した。また,DCP含量は乳熟期サイレージで,TDN含量は黄熟期サイレージが高かった。酵素添加は乳酸菌剤の有無に拘らず,TDN収量を顕著に高めた。

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こんな論文どうですか? 登熟期,予乾処理,乳酸菌およびセルラーゼの添加水準がオオムギホールクロップサイレージの発酵品質と飼料価値に及ぼす影響(熊井 清雄ほか),1995 https://t.co/onZPXMVvIb

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