著者
斎藤 毅 大嶋 哲 湯村 守雄 飯島 澄男
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.62, no.8, pp.591-595, 2007-08-05
被引用文献数
1

単層カーボンナノチューブの合成手法である直噴熱分解合成(DIPS)法において,分解温度の異なる複数の原料を組み合わせて用いることによってSWNTの生成反応場の精密制御ができることを発見し,生成物の結晶性(グラファイト化度)を大幅に向上し,従来の量産技術と比較して不純物濃度と構造欠陥を10分の1以上低減するとともに,生成物純度が97.5%まで向上した合成技術の開発に成功した.

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