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OA
『新自由主義』イデオロギーとしての『中曽根内閣と臨時行革路線』のイデオロギーの検討
著者
黒田 治夫
出版者
大阪健康福祉短期大学
雑誌
創発 : 大阪健康福祉短期大学紀要
(
ISSN:13481576
)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.87-92, 2007-03-05
日本における「新自由主義」の動きを、4期に分ける。その第1期を、「1980年代の中曽根内閣と臨時行革路線」とする。第4期の「小泉内閣と日本的『新自由主義』の展開」が本格化している今日、第1期のイデオロギーを、この「新自由主義」の動きの中であらためて検討してみる。「新自由主義」のイデオロギーとして、第1期のイデオロギーをとらえなおすと、中曽根「新国家主義」のイデオロギーは、「新京都学派」の「日本文化論」にみられるように、「新自由主義」の市場万能論や競争主義の強調ではない。そうではなく、市場万能論や競争主義を隠ぺいするために、梅原猛の「和」や山崎正「柔らかい個人主義」や今西錦司の「平和に共存」して「棲(す)み分け」が強調されている。ゆえに、第1期のイデオロギーは、「新自由主義」のイデオロギーとしては、まだ、成熟していないといえる。
言及状況
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変動(月別)
分布
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[ネオリベ] 第1期の中曽根「新国家主義」のイデオロギーは市場万能論や競争主義を隠ぺいするために、梅原猛の「和」や山崎正「柔らかい個人主義」や今西錦司の「平和に共存」して「棲み分け」が強調されている。
収集済み URL リスト
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006391731/
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