著者
田中 篤司
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.922-925, 2002-02

Aharonov-Albert-Vaidmanの弱値の半古典的な解析について報告します.この解析から,弱値の異常な値,例えば極端に大きな値や複素数の値,の本質は,量子効果の主要なものである,干渉や絡み合いとは無縁であることが明らかになりました.同時に,この解析により,古典軌道間の量子干渉が発現しない場合の,Ehrenfestの定理による,古典軌道と量子論の期待値との対応付けを,複素数値を取る古典軌道の場合へ拡張しました.

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@tsugorou 弱値(http://t.co/3WCTfSLWl0)のように複素数を値とする観測可能な物理量があることを知った時も、驚きでしたね。
@tsugorou 弱値(http://t.co/3WCTfSLWl0)のように複素数を値とする観測可能な物理量があることを知った時も、驚きでしたね。

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