著者
丹比 邦保 秋好 広明
出版者
日本草地学会
雑誌
日本草地学会誌 (ISSN:04475933)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.29-35, 1970-04-30

青刈法におけるトウモロコシの合理的な利用法を究明するため,播種期別収量曲線の推定を行なった。1.原則として,刈取期間は雄穂抽出期前から乳熟初期までとし,刈取間隔は5日とした。2.収量曲線は3.3m^2あたりの生草収量をy,刈取開始日からの経過日数をxとして最小自乗法で求めたが,いずれも一次ないし二次式であった。3.雄穂抽出期における1日あたり生草収量は4月下旬播種が最も高く,ついで6月播種,最低は8月播種であった。4.6月から10月まで連続利用するには,3月・4月・6月・7月および8月の播種があればよく,それらの刈取期間と収量曲線は次のようであった。3月31日播種:刈取期間は6月8日から7月8日,収量曲線はy=-0.18x^2+1.49x+13.76(0≦x≦6,1x=5日)であった。4月30日播種:刈取期間は6月29日から7月29日,収量曲線はy=-0.273x^2+2.106x+17.59(0≦x≦6,1x=5日)であった。6月11日播種:刈取期間は7月21日から8月25日,収量曲線はy=-0.455x^2+3.5x+8.4(0≦x≦7,1x=5日)であった。7月12日播種:刈取期間は8月20日から9月24日,収量曲線はy=1.408x+5.46(0≦x≦7,1x=5日)であった。8月6日播種:刈取期間は9月24日から10月29日,収量曲線はy=-0.257x^2+2.098x+8.29(0≦x≦7,1x=5日)であった。

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こんな論文どうですか? 暖地におけるイネ科青刈飼料の合理的な利用法に関する研究 : 11.トウモロコシの収量曲線(丹比 邦保ほか),1970 http://id.CiNii.jp/bBVxL
こんな論文どうですか? 暖地におけるイネ科青刈飼料の合理的な利用法に関する研究 : 11.トウモロコシの収量曲線(丹比邦保ほか),1970 http://id.CiNii.jp/bBVxL

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